色との結びつきによる精神的安定と人間性の回復

色による自己実現 
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人間は善でも悪でもないこと、生命は成長し諸能力を表現しようとする内在的な傾向を持っていること、もし生命が妨害されるとまた個人が孤独に陥り懐疑や孤独感や無力感に打ちひしがれると、その時彼は破壊性や、権力あるいは服従を求める衝動へと駆り立てられるということである。

Erich Fromm

生命は成長し諸能力を表現しようとする内在的な傾向を持っているとは?

フロムの言う生命とは、私たちの中に内在する光(12の色)の事を指しています。

この自身の中に内在する12の色(光)は、彼の言う様に成長し、自らの諸能力を表現しようという傾向を持っています。

私たちはこの自身の中に内在する12の色(光)を自分の力によって取り戻していかなければいけません。

これらの色を自身の中で回復させ、そしてこれらの色全てが機能的に働く様にしていかなければいけません。

私たちの中には本来この12の色(光)が内在していますが、これらは、色々な制限を受けて自由に動く事が出来ない状態になっています。そして、その制限とは私たち自身が自ら自分にかけたものであるともいえます。

自分の中に内在する12の色(光)これは、常に能動的に生きる事を求めています。

しかし、それを私たち自身が止めてしまっているというのが、今の現状です。自分の中にある12の色(光)は自分をいきいきと表現したいとそう思っている。でも、それをさせない様に私たち自身がしてしまっているという事になります。

自分の中にあるこの12の色(光)を活動的にさせない様に、私たちは色々な制限を自分にかけて、色が自由に活動できない様にしています。私たち人間というのは、無意識的な領域で、彼ら(12の色)の自由な活動、これを拒絶しているという事になります。

私たち人間というのは、自身の中に内在する12の色(光)が自由に活動する事を無意識の領域では許していません。これはとても残念な事ではありますが、私たちは色(光)を自分の無意識の奥深くで否定しています。

人間というのは、色(光)というものを無意識の深い部分では怖れ、そしてこの色(光)を忌み嫌っているという事になります。彼らが自分の中で自由に活動する事を、私たち人間は常に管理し、そして制限しています。

私たちは色(光)を怖れています。表面の意識ではこの色(光)を求めながらも、無意識の奥深くの部分では、私たち人間はこの色(光)を否定し、そして拒絶しています。

色(光)を求めながらも、その色(光)を拒絶しているとはとても逆説的なのですが、これが真実です。

光とはわたしたちに常に苦しみを、そして痛みを与えます。それが無意識の深い部分ではわかっている。だから、私たちの無意識は色(光)を避けているという事になります。

生命が妨害されると孤独に陥り、懐疑や孤独感や無力感に打ちひしがれるの意味とは?

フロムの言う生命とは12の色の事を指します。つまり、人間とはこの12の色(光)から離れてしまうと、色(光)との絆を失うと、孤独に陥り、そして懐疑や孤独感、無力感に打ちひしがれるという事になります。

生命が妨害されると言われると、何か外部の力によって自らの生命が妨害されている様に感じますが、もちろん外部によっても自身の生命は妨害されますが、一番は自分自身が、自らの生命(色)を妨害してしまっていると言った方がいいのかもしれません。

自分を取り巻く様々な恐怖や不安から、私たちは自分の中に内在するこの生命(色)、(光)に自由を与えようとはしません。

自身の中にあるこの生命(色)に自由を与えてしまったら、自分がどうなるのか?その保証はありません。人間というのは、常に様々な恐怖や不安、こうしたものに日々怯えて暮らしています。なので自分のたずなは自分で握っていないといられません。

生命(12の色)とは、私たち人間を常に脅かすものとして、私たちは認識しています。

なので、その自分で握っているたずなを手放し、この生命(12の色)に握らせる事はありません。

フロムが言う生命が妨害されると孤独に陥るという表現は、自分の内在する力にそのたずなを握らせなければ、私たち人間は孤独になるという意味だと考えます。

人間が自らの恐怖ゆえに、その自身のたずなを握り続ければ、その先には破綻しかないとそうフロムは警告しています。

彼は第一次的絆(12の色との繋がり)こそが、私たち人間に真実の安定感を与えてくれるとそう言っています。

孤独や無力感に打ちひしがれた時、私たちは破壊性や、権力あるいは服従を求める衝動へと駆り立てられる。

12の色(光)との絆を失うと、私たちは一気にPINKの世界へと引っ張られる事になります。

人間を真の意味で安定させてくれる力それは12の色(光)である事は間違いありません。

この色との絆を自身の中で回復する事が出来れば、常に自分の中にある恐怖や不安というものは少しずつ解消されて行きます。

この恐怖や不安は私たち人間が色との絆を失ってしまったからこそ、生まれきたものであると言えます。

しっかりとこの色と絆を結ぶことが出来ていれば、本来私たち人間に恐怖や不安などという感情は起こりません。12の色(光)は常に、私たちを安定させてくれる強力な力です。

この色との絆を失ってしまったからこそ、私たちは孤独や無力感に苛まれる運命となってしまいました。

そして、この無力感や孤独感にさいなまれたとき、私たちはフロムの言う様に破壊性や、権力、服従を求める衝動へと駆り立てられるという事になるのです。これらはPINKの領域内に落ちるという事を意味しています。

私たちが人間であるためには、フロムの言う第一次的絆これと繋がっている事が大前提です。

私たち人間が孤独感や無力感に打ちひしがれ、破壊性や、権力、あるいは服従を求める衝動に駆り立てられるとき、私たちはもう人間ではありません。

これを私の12の色で説明するのなら、この色(光)との絆を完全にたってしまえば、もうその人は人間と言いながらも、人間ではないという事になります。PINKとは、私たちから人間性を奪い、そして人間ではない何者かにする事を常に目的としています。

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