補色とは互いにバランスを取りながら生きている

色による自己実現 
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私たちは12(+pink)の精神的パターンを持っている

私たちは自分の中に12の色のパターンを持っています。

BLUE、YELLOW、RED、GREEN、ORANGE、VIOLET、TURQUOISEBLUE、OLIEVEGREEN、GOLD、CORAL、MAGENTA、ROYALBLUE。

これら12の色は光の分化したもので、この12の色が私たち人間の中にはあります。(PINKはこの12色とは別に存在しています。)

この12の色の量はそれぞれ違い、この色の中で一番多くを占めているものが、その人の性格に強く影響を及ぼしています。

BLUEとORANGEの補色の関係性について

BLUEとORANGEという色は、補色同士で、互いに互いの足りない部分を補い合っています。

例えば、BLUEの気質がとても強いタイプの人がいるとすると、そのBLUEの持つ過剰な部分、それを補色にあるORANGEが削り取り、バランスを整えるという事になります。

BLUEという色は、元々とても内向的な色だと言われています。

この内向的な性質があまりにも強く出てしまっている時には、私たちは、このBLUEの反対側にあるORANGEの声を自身に聞き入れなければいけないという事になります。

色というのはとても不思議なもので、大体私たちは自分の好きな色が決まっていて、その反対にある補色という色は、意外に苦手で自身に受け入れる事のできない色だったりします。

この時考えるべき事は、何故、自分は自分の好きな色の補色にある色をあまり好まないのか?という事です。

私たちは自分の好きな色ばかりを集めて、その反対にある色はなかなか取り入れようとしません。

好きな色で染まる男女

私に合う色はこの色で、あの色は私には合わないから使わない。

そもそも好きではない。と私たちは色々な理由をつけて、自分が好きな色の補色に当たる色を取り入れようとしません。

何故、自分の好きな色の補色に当たる色を取り入れる事が出来ないのか?

それは、その補色に当たる色は、自分の受け入れられない心理(心の状態)を反映しているからです。

自分が好きだと思っている色というのは、自分が受け入れている意識を反映している色であると言えます。

それとは逆に、自分があまり身につけない色というのは、自分の抑圧した感情、つまり無意識を反映している色であると言えます。

色とはとても不思議なもので、自分の肯定している部分が自分の好きな色に反映され、自分が否定し、受け入れる事が出来ていない部分が自分の嫌いな色に反映されています。

自分の好きな色は意識を反映し、その逆にある補色は自分では意識できない無意識を反映している。

つまり、自分で意識する事が出来ている部分が自分の好きな色に反映され、自分で意識する事の出来ていない自分の嫌いな、受け入れる事が出来ない、自分にとって都合の悪いマイナスな側面が、自分の嫌いな色に反映されているという事になります。

私たちは皆、生活の中で自分の好きな色に固執しようとしますが、自分の好きな色だけに固執していては、自分を知る事は出来ません。

いつも自分が身につけない様な色をあえて身につけてみる事で、その色に感じる違和感、嫌悪感をまずはリアルに感じ、その違和感、嫌悪感が一体何処から来るのか?を私たちは探らないといけません。

色というのは、1つの象徴であり、そして独自の言語を持っています。

私たちは、この色の持つ言語を理解し、そしてこの色彩という象徴の持つ言語理解の元に、自分でも気づく事のなかった自分の新たな側面を見出す事が出来ます。

BLUEとは冒頭に内向的な色だと書きましたが、そのBLUEの補色にはORANGEという色があります。

この関係をどう理解するのか?というと、BLUEが好きな人がずっとBLUEだけを使い、その反対にあるORANGE を使わなかった場合、この人は自分の中にあるORANGEの側面が削られ、その削られた部分が過剰にBLUEの性質に上乗せされ、そしてその元々持っているその内向的な性質がより強化されてしまうという事につながります。

内向的な気質が更に増強されれば、その人の性格は外の世界には何も興味を示さなくなり、もっと言えば、その内向的な性質が強化される事により、外交的であるという事に対して強い批判的な態度を取るようにもなると見る事が出来ます。

BLUEという色を持つタイプの人というのは、元々とても芯が強いタイプでもあるので、この芯が強いという側面があまりにも強くなると、自分の正当性を他人に強く押し付ける様な性向に傾いてしまうという事も考えられます。

こうした精神、心の過剰な偏り、このバランスを取るために補色は存在しています。

補色とは、過剰になりすぎた色のバランスを整えて正常化します。

つまり、バランスが過剰になりすぎた心からその過剰さを取り除き、行き過ぎた一方の色を平常化させる働きを持っています。

BLUEとは元々自分に固執する色でもあるので、この色があまりにも過剰になると、自分の事しか見えなくなり、周りにあるものが何も見えない盲目的な状態に陥る事もあります。

BLUEの気質が強まると、一気に自身の視野が狭くなり、外にあるものが何も見えなくなるというか、外にあるものの価値を過小評価し、そして価値あるものは、皆自分に帰属するものだといった偏った思考形態を持つ様にもなります。

こうした精神の過剰さを平常化させる為に補色が存在し、このBLUEの場合は、その補色に当たるORANGEが、この行き過ぎたBLUEの暴走を止めてくれます。

ORANGEは自分しかみえていない、自分にしか価値はないとそう考える過剰なBLUEの性向を持つ自分に対して、もっと外にあるものに目を向ける事、広く意識を外に向ける事を促します。

自分に執着し、そして硬化していく過剰なBULEに対して、補色のORANGEはその自分に対する執着を離れ、もっと他人に目を向け、その他人に対して自分を開いていく事を要求します。

この時に、補色にあるORANGE を自身に取り入れる事が出来たなら、そのORANGE効果で、私たちは自分の無意識のレベルで、そのORANGE からの影響を受ける事になり、自分でもこれと意識する事無く、自然と私たちは色によって動かされ、自分でも知らない内に硬化して、自分に執着しようとしていた自分から、離れる事が可能になるという事になります。

補色

この時に色という象徴がもつ言語を理解する事が出来れば、意識して、その色が放つ言語を取り入れる事が出来るので、その効果は自身の無意識化で影響を与えられるのとは数倍変わってきます。

色とはこのように、互いに互いを助け合いそして存在しています。

そしてその色とは、私たちの心を形成している祖型でもあります。

色は、集合的無意識の中に見出される人類共通のイメージであり、時代や分化を超えて存在するものでもあります。

このブログでは色を一つの象徴的言語として扱い、その色が持つ言語を理解する事を目的としています。

色は皆それぞれ、独自の言語を持ち、その言語を知る事が出来れば、私たちは、自身の精神の向上に大きく役立てる事が出来ます。

色とは光。

であるならば、この光の持つ象徴言語、これを理解する事によって、私たちは完全に光の世界へとその自身の精神を向上させる事が出来るという事になるのだとそう思っています。

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