千の顔をもつ色彩(色は人間の様々な感情を反映する)

色による自己実現 
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 私たちは色から様々な心理的影響を受けている

色というのは、本当に多くの顔を持っています。色は私たちと常に共にある存在ではありますが、その色に私たちは常に何らかの影響を及ぼされています。

色はもののけ姫に出てくるしし神様と同じく、その色を見る人に対して生を与える事もあれば、その人に死を与える事もあります。

色は常に私たちに与え、そして私たちから今あるものを奪うものでもあるといえます。

そうやって、色は常に私たちの精神のバランスを見えない所で保ってくれています。

しかし、今現代に生きる私たちは、この色を自分の生活の中で適切に使うという事が出来ていません。

色は私たちの精神に様々な仕方で関わり、そして多大な影響を与えるものですが、この色を本当に今この現代に生きる私たちは適切に使いこなす事が出来ていません。

今この時代を生きる私たちは、この色を自分の生活に取り入れるという事がとても下手だと言えます

 食べ物も色もなんでもいいではなく、全てはバランス

色というのは、少し驚くかもしれませんが、私たちが毎日口にする食べ物と同じく、ただ好きなものをお腹一杯食べていればいいというものではありません。

毎日口にする食事、それはいつも同じものを好きだからという理由で口にしていれば、毎日の食事のバランスが必ず偏ってきます。そして、その偏りが健康面で何らかの症状を引き起こします。

色もこれに同じく、自分の好きな色だけを取り入れていればいいという訳ではありません。

色も食事と同じでバランスよく自身に取り入れる事が必要なのです。

色を自分の生活に適度に、そしてバランスよく取り入れる事が出来たなら、その人の精神は常に安定し、そして調和のとれた状態で維持するという事が可能になります。

カラフルな食事のテーブル
食事

私たち人間は口で食べ物を消費していますが、私たちはこの自分の目で色を消費しているともいえます。目で私たちは、自身に色を取り入れているという事になります。

色を自身にバランスよく取り入れ、その色をバランスよく消費するという事は、心の健康にとても大きなメリットをもたらします。何でもそうなのですが、何か一つに傾倒するという事は、とてもバランスが悪いのです。

色も、自分の好きな色だけに偏り、他の色を使えなかったりすると、その色から精神的な影響を受けている私たちは、すぐに精神のバランスを崩してしまいます。

色の力によって私たちの精神は保たれている。でも、その色を適度に自身に取り入れずに、自分の好きな色ばかりに固執していると、他の色がいくら精神のバランスを保とうとしても、そもそもその色を取り入れなければ、その色の力を得る事は出来ません。

最初にも書きましたが、色というのは常に私たちと共にあり、そして、その私たちは色によってこの精神のバランスを何とか維持させてもらっているという事になります。色によって私たちの精神はある意味成り立っていると言ってもいいのかもしれません。

色が常にここに在り、そして精神のバランスを取ってくれているという事からすると、色とはフロイトの言う自我(意識)に、相当するものであると言えます。

色とは皆、共に対になっていますが、このバランスをまずは均一に整える事がとても大切です。

例えば、BLUEとORANGEの軸を取って考えてみるならば、どちらか一方が過剰になれば、どちらか一方が、減少するという事になります。

なので、BLUEという色の性質があまりにも強くなりすぎている時には、その反対にあるORANGE という色の力は完全にそのBLUEという色の陰に隠れてしまうという事になります。

こうなると、BLUEの性質だけがより強く、そしてきつくなりすぎて、性格、性質的にとてもバランスの悪い状態になります。

この時に反対にあるORANGEという色を意識的に取り入れる事によって、その過剰になりすぎたBLUEの側面をORANGEの力によって削り、バランスを回復する事が出来るという事になります。

色とはその時、その時で色々な形、そして姿となり、そして私たちの個々の心(精神)の陰になったり、光になったりして一生懸命私たちのこの心を支えてくれています。

私たちはこの色の力によって自身の心を何とか維持する事が出来ているという事になります。

私たち人間は、色の力に与り、そして生かされいます。私たちは自分の力で生きているのではなく、この影の立役者である色、色彩の力によって日々、この私なる個人は維持されているという事になります。

色とは本当に様々な表情と力を持っています。そしてその様々な力によって私たちの精神は日々保たれているという事になります。私たちの影、日向となり常に私たちと共にある色に、もっと多くの人の関心が注がれる事を心から望んでいます。

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