自身の中に光(色)を維持する事の大切さ

色による自己実現 
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精神のバランスを崩すPINK(ネクロフィリア)

色というのは、光の分化した形です。

私たちは自分の中にこの光を持っていますが、生活していく中で様々な外的要因から影響を受ける為に、自分で意識しないと、この自分の中にある光を私たちは自分で維持する事は出来ません。

ここでいう外的要因とは、色で言うとPINkの事になります。

PINKという色は、光である私たちの意識に常に影響を及ぼします。

(ここでいうPINKとはあくまで一つの象徴としてとらえてください)

そして、私たちの精神的なバランスを崩そうとします。

PINKという色は、私たちの意識に様々な誘惑を仕掛けてきます。

このPINKの仕掛ける誘惑にまんまと捕まってしまうと、私たちの意識はどんどんと破壊の方向へと向けられてしまいます。

ここで言うPINKとは、エーリッヒ・フロムの言うネクロフィリアだと思ってください。

そして12の束である光は、彼の言うバイオフィリア(成長のシンドローム))に当たるものだと思ってください。

わたしたちの精神はエントロピーの法則に基づいている

私たち人間というのは、自分で常に自分を意識していないと、その自分とはなかなか維持する事は出来ません。

熱工学の中にエントロピーの法則というものがありますが、私たち人間もまさにこの法則に当てはまります。

何もしなければ、つまり自分で意識し続ける事が出来なければ、この自分の意識というものは段々と乱雑になり広がってく。

つまり、元々の形を維持する事は出来ないという事になります。

これがエントロピー増大の法則です。

自分の部屋も、毎日お掃除するからこそ綺麗でいる訳で、でもこの毎日お掃除をするというこの努力をしなければ、部屋はその綺麗さを維持する事は出来ずにどんどんと散らかっていきます。

人間の意識もこれに同じことが言えるという事になります。

私たちの意識も、自分を維持しようと努力しなければ、自分というものはいとも簡単にバラバラになって大きく広がっていってしまうという事になります。

自分が大きく広がるという事は、どういうことか?と言えば、例えば赤い風船が自分だったとします。

その風船が自らを割らないために一定の大きさで自分を維持できれば、風船としての寿命は大きく伸ばす事が出来ます。

しかし、自分を維持しようという働きがなく、自分をコントロールしようとする力がそこに働かなければ、この赤い風船はエントロピーの法則に従って無限に大きくなっていくといったイメージです。

そうなると、何かが起こるのか?といえば、その赤い風船はパンパンに膨れ上がって、やがてパーンという音を立てて、破裂してしまいます。

そうすると、破裂してバラバラに自分がなってしまいます。

この時私たちは、このバラバラになってしまったその破片を元に自分を再形成しようとします。

つまり、壊れてしまった元の風船の形に戻ろうとするという事になります。

でも、もう同じ形には戻れません。

よっぽど奇跡的な力でも働かない限り、私たちが元と同じ形に戻る事はありません。

では、その破裂してバラバラになってしまった断片化してしまった私たちは一体どうなるのか?と言えば、その破片を元に自己形成を図ります。

でも、この時私たちは破裂してバラバラになったその断片をかき集めて、その断片を繋いで元の形に戻ろうとはしません。

破裂して、あちこちに飛び散った自分の破片を拾い集めて元に戻すのではなく、自分の破片の一つを元に、自分の好きなものを張りぼての様にくっつけて風船の様なものを作ります。

風船の様なものであって、それは元の風船とは全くの別物です。

私たちが、自分の破片を元に作り上げる風船は、一見すると風船の様に見えるものです。

つまり、それは風船ではなく、ただ風船に似せて作った偽物という事になります。

私たちは人間もどき?

私たちは日々の生活の中でこの偽物の自分を必死になって作り上げています。

私たちは自分が人間だと思って生きていますが、私たちは人間ではありません。

人間の偽物です。

私たちは人間ではなく、人間の様なものなのです。

元々は人間であった。

でも、私たちはその人間性を自ら破壊してしまい、今は自分で好きに自分をカスタマイズして生きています。

つまり、自分で自分を好きに作り上げて、それを人間であるとしているという事になります。

私たちは自身のこの中に内在する光を維持する事で’人間’を生きてきました。

でも、今は、この自分の中に内在する光を失い、その光を軸に自己を形成するのではなく、皆エゴ(自我)これを元に自己形成を行っています。

エゴ(自我)というものは、偽りであり、仏教でも言われている通り幻想でしかありません。

私たちは自身の中にこの光を自分の努力で維持し続けなければいけません。

この努力を行った時、私たちは真の人間性を失います。

そして、皆人間もどきとして生きる事になります。

自我と自己

私、つまりエゴ(自我)これを元に自分を形成すれば、それは真なる人間とは言えません。

人間であるというその確証を与えてくれるもの。

人間を人間たらしめてくれるその力、それは色であり、そして光でしかありません。

自身の中に光を失えば私たちは皆、人間の形をした人間もどきとなり、逆にこの自身の中の光を維持し、その光の拡大に努力する事が出来れば、その人は真なる人間性、これを確実に獲得する事が出来ると思います。

それには、この色についての理解を私たちはこの人生の中でより深めていく事が大切になってくるものと思います。

私たち人間もどきを真なる人間に導く力を持っているのは、色でありそして光です。

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