善と偽善(Magentaの精神分析2)

MAGENTA
この記事は約7分で読めます。

やらない善よりやる偽善」の意味は、 「たとえ偽善や自己満足の行いでも、やらないよりは良いこと」 です。 他人が行ったことに対して、「それは単なる偽善でしょ」と批判的な意味でも使われる言葉ですが、本来的には、「やらない方がやった方がまし」という肯定的な意味の言葉です。

やらない善よりやる偽善

やらないよりかは、結果的にその他人の為になっているのならやった方がいいというのが、この考え方ですが、こうした考えに強く傾倒してしまう傾向がMagentaにはあります。

わたしの行為は決して相手への押し付けではない。なぜならその相手は結果的に喜んでいるのだから、わたしの行為は正当化される。

だとしたら、やらないよりかはやった方がいい。

ここで一つMagentaに考えてみてほしいことは、あなたはちゃんとその相手が真に喜んでいるのか?それをちゃんと見抜くことが出来ますか?という事だ。

この色の傾向を強く持つものというのは、PINKの餌食になりやすいタイプです。

Magentaが知らなければいけないこと、それは自分がもしかしたら他人のいい様に利用されている可能性があるかもしれないという事です。

世の中には喜んでいる振りをして、自分がしたくないことを進んでしてくれる人を自分のいい様に利用する人がたくさんいます。

人間の為に生きる馬

このことに、Magentaという色の傾向を強く持つ人は気づいていません。

結果的に相手が喜んでくれるならしないよりした方がまし

この考え方はある意味とても危険です。

わたしがMagentaの傾向を強く持つ人に知って欲しいことは、あなたの善意を食い物にして、自分は何もせずに楽に生きようとするタイプの人間が世の中にはたくさんいるという事です。

偽善の果ての自分

そもそも何の助けも必要としていない。自分の事は全て自分でできる。こういう人には、あえて何もする必要はありません。

こちらが何もしないよりした方がましだといってそういったタイプの人間に何かをすれば、そのタイプ(PINK)は私たちからありとあらゆる行動を引き出し、自分の為に搾取します。

そうなれば、わたしたちはいいものを相手に与えたという事にはならずに、本来与えてはならない人に必要のないものを過剰に与えてしまったという事になります。

つまり自分の善意が、相手を傲慢にしてしまうという事です。

やる偽善の果て

やる偽善の果て、それはその相手を滅ぼすことにつながります。

偽善という行為は、その対象となる相手を確実に滅ぼします。

つまり、だめにしてしまうという事です。

このよい例が、ダメ男を作ってしまうタイプの人です。

このダメ男を作ってしまうタイプにMagentaは当てはまります。

ダメ男は、寄生虫のようにいつも誰かにくっつきます。

そして、自分は何もせずに楽をして、自分が寄生するものに対して安定を要求します。

彼らは自分で働けない訳でもないし、なにもできない訳ではない。

でも、このダメ男を育てている人が、このダメ男に必要のないものを過剰に与えすぎた結果、この男は何もできないダメ男になってしまいます。

結果的に相手が喜んでくれればそれでOK!のなれの果てがこれです。

何もできない。だから口やかましく要求ばかりが強くなっていく。

こうしたダメ男に対して、Magetaは何もすることが出来ません。

心の奥底でMagetaは、自分が彼をダメ男にしてしまったという罪悪感を抱いてしまっているからです。

罪悪感から逃れられない少女

奥底でというよりかは、このダメ男にそうはっきりといわれてしまう可能性すらあります。

あなたのせいで自分は何もできなくなった、自立することが出来なくなった、自分で立つことが出来なくなった、だからその責任は取ってもらう!そうその相手に豪語されるというケースも少なくないのかもしれません。

となるとこのやらない善よりやる偽善を良しとしてやったとしても、そのなれの果ては自分を結果的に破壊してしまう事につながってしまいます。

Magentaは自ら破壊の道を突き進む

この色の傾向を強く受けているタイプの人間とは、無意識的な領域において自分を破綻に向かわせる傾向があります。

「死」というものに、強く引き付けられる傾向をこの色を持つものは持っています。

「死」なんて何も意識してはいないと、そう意識上では思っていますし、そう言いはしますが、Magentaの行動、言動その全てを観察していると、そのほとんどは皆、破綻に向かって突き進んでいます。

Magentaとは、以上の事から考えると自分を結果的に破綻に向かわせてくれるものと強く引き合います。

破綻をこの色のものは内心求めています。

破滅を愛する男女

こんな事をいっても理解不能かもしれませんが、この色は自分を破綻に追い込むことに強い快楽を感じるタイプです。

なので、自分を境地に追い込んでくれる人がいればいるほどに、その自身の中の快感欲求は満たされていくという事になります。

「死」に魅了されるMagenta

Magentaは「死」を最も強烈な自身への快感としてとらえています。

苦しみが欲しくて仕方がない。苦しみが、そして痛みが自分に強烈な快感を与えてくれる。

だから、その苦しみを与えてくれる人物を自ら作り出し、その自分が作り出したものによって、自分をどんどんと境地へと追い込んでいく。

そうすることによって、自分の望む快楽を得ようとする。

「死」が美しくてたまらない。

破綻が、破滅が、自分にこれ以上ない快感を与えてくれる。

自分が傷つくのが嫌!と言いながら、その傷を誰よりも好み愛している。これがMagentaです。

死を愛する女性

精神分析家のフロイトという人物がいますが、彼は人間には二つの内的欲動があるとそういいました。

その二つとは、生への欲動(エロス)と死への欲動(タナトス)です。

Magentaとはこのフロイトの説に当てはめてみてみるのであれば、死への欲動というものに自身が強く囚われているといっても過言ではありません。

Magentaが知るべき大切なこと3選

  1. 自分は死への欲動を強く持つものだという自覚
  2. 自分はもしかしたら、自らの死への欲求を満たすために今自分の目の前にいる人間になんでも与えその人間ををダメ人間にしているのかもしれないという自覚
  3. 死、破滅、破綻というものに強い快感を覚える傾向が自分にはあるという自覚。

Magentaに限らずわたしたちは自分自身に対する自覚というものが殆どありません。

自分で自分の事が何もわかっていない。

だから、やらないよりもやる偽善などという言葉を使い、結果的に相手にとってOK!なら自分の偽善は正当化されるかのようなことを言いますが、偽善は何度も言いますが、その対象者を時に自分自身を食い荒らす化け物に変貌させてしまう恐ろしい行為だ!という事も私たちは知るべきです。

自分の偽善で、化け物を生成しその化け物によって自分に苦しみを与える。

自分自らが作り出した化け物

そしてその苦しみによる悦に浸りながら、Magenta的傾向を持つタイプの人間は、さらに外部からの同情もかき集めようとします。

苦しみによる悦に浸りながら、外部の人間の同情をも欲する。

こういわれれるとなかなか理解しがたいものはありますが、Magentaとは自ら破綻に向かって歩き、そしてその破綻した自分を他者に同情されることで、これまたそこで悦に浸ろうとします。

と考えていくと、この色のものはPositiveな悦を求めているのではなく、常にNegativeな悦によって自己を満たそうとしているという事がわかります。

MagentaはNegativeな悦を毎日必死にかき集め、そのNegativeな悦の中で自己陶酔していたいタイプの人間であるという事がここからはわかると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました