色(光)によるネクロフィリアからの脱却

色による自己実現 
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誤った選択を長く続けるほど、私たちの心は硬化する。

正しい選択をする事が多ければ、心は柔軟になる―

いや、おそらく生き生きとする。

エーリッヒ・フロム「悪について」

今日はドイツ生まれの精神分析家、エーリッヒ・フロムの言葉の引用から話をしてみたいと思います。

このフロムの言葉は、まさに色の事を端的に表しています。フロムの言う誤った選択とは、色のもつメッセージに背き、そして自分の自我(エゴ)による選択の事を指します。そして、彼のいう正しい選択とは、色のもつメッセージ、つまり光を基盤とした選択の事を意味していると考えます。

 バイオフィリア(成長のシンドローム)とネクロフィリア(衰退のシンドローム)

私たちは、自身の中に光を宿しています。

この光に沿った選択をする事が出来れば、私たちの成長のシンドローム、バイオフィリアの力は強まり、そして、彼の言う様に心はより柔軟になり、生き生きとします。

そして生の喜びというものをより強く感じる事が出来る様になります。

逆に、自我(エゴ)これを元にした選択を行えば、私たちは、フロムの言うネクロフィリア、衰退のシンドロームの方にどんどんと引き寄せられていくという事になります。

私たちが、彼の言うネクロフィリア、衰退のシンドロームの方向へと引っ張られるとき、その心はどんどんと硬化し、そして命を持った有機物であるはずの私たちは、徐々に何の命もない無機物的な状態に陥っていく事になります。

私たちは、成長のシンドロームの方へと突き進んでいかなければいけません。この成長のシンドロームの方向へとその歩みを進める為には、何度もしつこくはなりますが、自分の中に光を、そして色を復活させていかなければいけないという事になります。

私たちは皆、常に彼の言うネクロフィリアという方に自然に引っ張られてしまいます。

先日の記事でも書きましたが、何もしなければ、私たちはどんどんと自分が解体していってしまうという事になります。

ここでいう自分が解体していくとは、どういう事なのか?と言えば、本来自分が持っている12色の色、つまり光が、PINKという悪の色(ネクロフィリアの力)によって削られて行くという事になります。

削られて行くというと語弊があるかもしれませんが、PINKの力によって徐々にそれぞれの色の力が弱められていってしまうという方が解りやすいかもしれません。

だからこそ、私たちは常に自身を意識し続けなければいけないという事になります。

自身を知り、そしてその自分に何らかの精神的な弱点があるのなら、それを私たちは、自分の力で完全に克服しておかないといけないとい事になります。

 不完全なる光を完全なる光へ

12の色は、皆それぞれ完璧ではありません。

完璧ではないからこそ、人間というのは皆違うという事になります。

この自身の中にある光、それを私たちは自分に与えられた人生をかけて、完全なる光へと近づける様に努力しなければいけないという事になります。

フロムの言っている事は、私たち人間は自身を光に変える努力をしないといけないという事だと私は理解しています。

光から遠ざかれば、自身の中から色がその姿を消してしまえば、私たちは有機的な存在から、無機的な存在に代わってしまう。

色を失えば、自分の中から光を失えば、私たちはもはやその時は人間ではないとさえ彼は言っています。

自分の中から、光(色)を失えば、私たちの表情からもその柔らかさは消え、そしてその表情でさえも硬く厳しいものになってしまいます。

性格も然り、その行動も然りです。自身の中に光を維持する事が出来ていれば、私たちの性格も柔らかく、そして温厚なものとなり、行動もより広い視点をもって行動する事が出来る様になります。

しかし、自身の中から光(色)を失くしてしまえば、私たちのその性格はよりきつくなり、そしてその行動もより小さなものとなってしまいます。

自分の中でその光の維持が出来ずに、その色が持つ力が弱まれば、私たちは段々と無気力なアパシー状態に陥ってもいきます。

以上の事から言える事は、光(色)とは私たちを本当の意味で人間たらしめてくれるそんな力であるという事を今日は伝えられたらと思います。

自分の中で光(色)を維持し、そして、その色を自身の努力によって拡大する事が出来れば、私たちは、より人間らしい人間になる事が出来る。光(色)だけが唯一私たちを生きた人間にしてくれる。

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